2012年04月27日

過食と拒食は栄養をとればよくなる

過食と拒食は表裏一体です。過食症と“症”がつけば治療が必要になる病気ですが、過食気味、拒食気味なんていうひとは世の中にたくさんいると想像できます。

過食症と拒食症は、ともに摂食障害という病気です。この病気が知られるようになったのは、美しい歌声で有名なカーペンターズのカレンが32歳という若さでこの病気によって亡くなったことがきっかけです。亡くなったときの体重は37.8sだったといいます。

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このような病気にまではならないにしても、ダイエットに頑張りすぎると、過食気味になることはよくあります。

原因として考えられることが2つあります。

ひとつは、食事を我慢し続けることで、ストレスになり、あるとき吹っ切れたように食欲が暴走してしまう。食欲は人間の「原始の欲求(本能)」ですから、自分の意志でおさえることは本来できません。それを無理するわけですから、欲求が満たされずそれを食べることで満たそうとするんです。

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もうひとつの理由は、栄養不足に陥っているからです。やせたくて安易に食事を制限するひとが多いのですが、家庭科で勉強したように私達の体は「5大栄養素」で動いているんです。たんぱく質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルです。このどれもが、毎日欠けてはだめです。
ダイエットしたいが優先して、食べないで空腹を我慢するようなことを続けていたら、からだはたまったもんじゃありません。さまざまな栄養が枯渇してきます。

そうなると、生命存続の危機ですから(大げさではありません)、本能がはたらいて「食べろ!食べろ!」と命令をしてくるんです。だから、食べたくなるんです。とても当たり前のしくみ。

ダイエットしたくて、食事を我慢しているのに、あるとき無性に食欲がでてしまって、ものすごい量をとめどもなく食べてしまう。こんなことダイエット経験したひとなら、一回や二回あるはずです。そして、自分を責めてしまうんですよね。

なんて私って意志が弱いんだろう!だからやせられないんだわ。とか、こんなに食べてる自分っていやしくてみっともない。とか自己嫌悪に陥って落ち込むんですよね。

でも、それはあなたのせいではなくって、自然なからだの仕組みだったんですよ。

そんな悪循環から抜け出すには、栄養をちゃんと摂ることです。夕食は、ご飯とおかずを満足するまで食べたほうがいいです。

BOSSダイエット法を勉強してみてくださいね。疑問がとけますよ。

ダイエットなのに夕食たっぷり BOSSダイエット サイトリニューアルしました!
posted by 新藤律瑚 at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 摂食障害(過食と拒食)

2012年04月26日

高齢者肥満を改善すれば健康にもなれる

中村整形外科クリニック(兵庫県)の高齢者肥満への取り組みを紹介します。
(以下、同クリニックホームページより引用)

2006年から特定健診・特定保健指導が始まり、内臓脂肪の蓄積やメタボリックシンドロームが、さまざまな病気のリスクを高めることが知られてきた。しかし、高齢者に関しては依然として体重減少を防ぐ、栄養をしっかり摂るばかりが重要視されていると思われる。
2007年国民健康・栄養調査によると、近年、特に男性で60〜69歳と70歳以上で肥満が増加傾向にある。

当院では2003年7月から2009年6月までの6年間で、15歳から88歳までの1104人に肥満外来を行った。65歳以上は436人で、全体の約40%であった。
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肥満外来での指導内容は

2010年版厚生労働省発行の日本人の食事摂取基準と、当院で行っている低炭水化物食の栄養素摂取割合を比較した円グラフを示した。当院では摂取カロリーのみでなく、3大栄養素の摂取割合にも重点をおいている。

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従来標準的な糖質50〜70%、たんぱく質15〜20%、脂質20〜25%の割合に対して、当院では各々3分の1ずつの割合になる(中村・板東式21世紀アンチエイジング・健康食ピラミッド、図5)。
 
中村クリニック3.jpg

個別の栄養指導の特色としては、患者とコミュニケーションをとりながら話をしっかり聞き、個人に合わせた減量のやり方を一緒に考え、自発的に減量意識を高めるようにもっていく、認知行動療法をとっている。

また、京都府立医大の吉田俊秀先生も述べているように、減量においては目的をはっきりさせることが重要になる。例えば、短期目標として腰痛改善、中期目標として若い頃の洋服を着る、長期目標として孫の結婚式に出席したり、海外旅行に行くなどのように、具体的に立ててもらうことが重要である。マズローの5段階評価を行っている。

減量の成功率 

65歳以上の436人中95%が減量に成功し、5%以上減量できたひとが51%、10%以上減量に成功した人が19%であった。平均では、男性が元の体重に比べ5.9%、女性が6.5%、それぞれ減っている。

減量したことで健康面にも大きな改善

88歳男性、身長160p、変形性膝関節症による膝関節痛で来院し、来院時67.3s(BMI26.3)が、1年後5.9s減量し61.4s(BMI24.0)となり、膝関節痛は解消した。
体脂肪率が28.2%から21.3%に減り、筋肉率が25.8%から28.3%に増え、血糖値・中性脂肪・LDL・尿酸値もすべて改善した。

現在通院中123人中疾病別減量成功者データ
高血圧患者27人中19人が血圧が低下、脂質異常症患者26人中18人がLDL改善、糖尿病患者22人中15人がHbA1cの数値が改善した。

以上の結果を受けて考察としては、

1)肥満や糖尿病に対する低炭水化物食の有用性は、米国や英国で論文として発表されつつあり、抗加齢医学会でも話題としてあがりつつある。
2)エコー検査による皮下脂肪・内臓脂肪および脂肪肝の半定量評価は、患者の目で見て確認でき、モチベーションを高めるには絶大な効果がある。ぜひ、活用されたい。
3)認知行動療法により、目的を明確化し、押しつけでなく自発的に減量していく方法を醸成していきたい。
4)高齢者は、薬を多く服用している人が多い。生活習慣病・肥満には、薬や注射に極力頼らないという信念のもとに、食事と運動を啓発していきたい。

高齢者も本人のやる気と適切な方法により、健康的な減量は十分可能である。特に高齢者の肥満はロコモティブシンドローム(運動器症候群)や要支援、要介護へ直結しやすいため、早期に健康的に減量すべきと考える。


高齢者にもおすすめのBOSSダイエット法
栄養を摂りながら筋肉をおとざす減量できる。
posted by 新藤律瑚 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢者のダイエット

2012年04月25日

炭水化物ばかり重ならないように

食事をするときに、これが炭水化物、これはたんぱく質・・・だなんて考えながら食べてはいないと思います。

でも、ほんとは重要なことです。この栄養素の振り分けが偏ると、とれていない栄養素がでてきてしまうし、炭水化物が多いと(糖質は血糖値も上げる)カロリー過多になりやすい。

ほんの少しでいいから、意識するようにしてください。

たとえば、ご飯、肉魚などのメインのおかず、野菜、がまんべんなくとれているようにする。
それから、主食が2品重ならないようにすること。

これが、けっこう間違っちゃうんですよ。知らず知らずのうちにやっているのではないでしょうか。
中華料理食べに行って、「ラーメン+チャーハン」とか。これって、炭水化物×炭水化物ですよね。取り過ぎってことです。

カレーライスと焼きそば.jpg

これは、最近のある日のわたしの夕食。
カレーライスと焼きそばです♪ 家ご飯ならではの取り合わせ。単純に家にあったもの組み合わせたらこうなってしまったのですが、こういうときは、ご飯もいつもより若干少なめにし、焼きそばは1人半玉くらいにすればちょうどいいくらいです。

こういうワザも、知ってないと出来ないわけです。

BOSS法を勉強していただくと、身につきます。

BOSSダイエット法
posted by 新藤律瑚 at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイエットと栄養バランス

2012年04月20日

肥満でも体重コントロールを心がけない男性

肥満でも体重コントロールを心がけない男たち

これは厚労省が言っていることばです。
男性は耳が痛いのではないでしょうか。たしかに現代の環境は、気をつけていないと簡単に肥満する条件がととのいすぎています。

食事の内容、歩かない、代謝がおちてエネルギーが余る、まだまだあげればきりがありません。

どうすれば太らないか、体脂肪を適正に保つには食事や運動のしかたはどうすればよいか、など知識がなければ実行するのは無理です。

「体重コントロールを心がける」といっても、やり方を知らないのだから出来ないというのも理由なのだと思います。やれやれ、とはっぱをかけても教えてあげなければむりですよね。

とくに問題にされているのは、中高年の肥満は、がんや高血圧症につながりますし、病気のリスクをひきあげます。つまり、国民医療費をひきあげることにもつながるわけです。だから、国家予算がきびしい国も必死なのです。

国民も、自分のために、必死になる必要があります。いまの現状では、要介護人口も増えるばかりです。これから、団塊世代が年金受給年齢へとさしかかります。

体重コントロールをしているひとの割合は↓↓

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(厚生労働省「国民健康・栄養調査」平成16年)

40〜50代の男性では、3人にひとりが肥満

この結果によると、男女とも20代よりも60代へと、年齢が高くなるほど体重コントロールを心がけている人の割合が増えます。図のようにその男女差は明らかです。男性では40代〜50代で肥満者が30%を超えています。もっと関心をもって、標準体重維持に努力してほしいものですね。
 
生活習慣病は、その名の通り、若いころからの生活習慣がだんだん病気を生み出すものです。まだ若いからと油断しないで、健康的な習慣に切り替えていかないと、いずれは糖尿病や虚血性心疾患、脳卒中などへまっしぐら、ということになりかねません。
posted by 新藤律瑚 at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 男性のダイエット

2012年04月18日

現代型栄養失調の実態 栄養とらなさすぎの肥満

食べ過ぎて太っているわけではなくて、栄養を摂らなさすぎで太っている現代の肥満

「食べてないのに太る」はホントなのかも

太っているひとが「食べてないのに太るのよね」というと周りの反応は手きびしい。そんなの言い訳にきまっている。ぜったいどこかで食べているはず。食べなくて太るわけないじゃないかと。でも、最近の肥満パターンをみていると、あながち嘘ではなくて、本当なのかもと思います。

脂肪一s.jpg

現代肥満の特徴は「食べ物の選択」が間違っている

これは、あらたな視点なのですが、とれていない栄養素があるから太るのではないかと思うのです。栄養素の働きはご存知のとおりみんな同じではありません。
大きく分けると、@活動のエネルギーになるもの(おもに炭水化物、脂肪)、A体をつくるもの(おもにたんぱく質、ミネラル)、B代謝や体を機能させるもの(ビタミン、ミネラル)などがあります。

現代の食事が栄養バランスが悪いといわれる理由は、@のエネルギーになるものを多く摂りすぎていて、A体をつくるものB機能させるものが足りていない偏りがあるからです。

ホカ弁.jpg

現代型の肥満を解消するには
制限するという発想をやめて、不足している栄養素を積極的にとるという考え方に変える必要があります。

主食を減らして、おかずを増やす
 
わかりやすい方法としては、主食をいまより減らしておかずを増やすのです。おかずのポイントは、肉は脂身の少ない赤身の部位をなるべく使用する。揚げ物は週に1回くらいにする。こうすると、自然とカロリーを抑えることにつながります。皆さん、よくカロリーを気にしますけどカロリーをたくさんかせいでいるのは、主食の炭水化物(パン、ご飯、麺類)と、「揚げ物総菜」などの油、肉の脂身などです。
※お肉は控え過ぎもまた問題。たんぱく質は体をつくるための栄養素ですから、しっかりとらなければだめです。 

カロリーがない栄養素。ビタミン、ミネラルに注目

「カロリーが低いからサラダを食べよう」という単純な話ではありません。おかずを増やすと食べる食材の種類が増えます。メインおかずではたんぱく質(肉魚卵など)を。サブおかず(副菜)では野菜を中心にしビタミン、ミネラルを補給します。
おかずの量が多ければ、ご飯だってお替わりは要りません。必然的にカロリーもほどほどに抑えられ、栄養バランスのいい食卓になります。

栄養素の働き.jpg

BOSS法の食事はこれらの条件にひじょうに当てはまっています。食事は毎日のことなので、上記のことを完璧にやろうとしてもなかなか難しいのが現状です。栄養補助として、サプリタイムを朝食に利用するととてもラクです。

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posted by 新藤律瑚 at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ダイエットと栄養バランス